Cancamはわたしが説明しなくても多くの女性はご存知だと思う、
私は今年アラフォーになって初めてこの雑誌を買った。
もちろん、私は本も好きだが雑誌も好きだ。小学生の時は親が買ってくれた、小学1年生や科学と学習から始まり、セブンティーンやオリーブなどのファッション誌や母が読んでいたロードショーなどの映画雑誌など、最近、雑誌を前のように毎月購入することはなくなったが、それでも気になる特集があれば、いろんな雑誌を購入して読んでいた。そんな私だがCancamだけは昨年まで一度も手にしたことがなかった。
なんというか? ちょうど10代後半から20代のCancam世代の時の私のファッションはお姉様系やフェミニン系とはほど遠く、コンサバ系のファッションをどこかバカにしていた。そもそも私には似合わないし……と思い、雑誌でいうとオリーブやスプリングが好きだったため、Cancamを購入することがなかった。それから数十年今に至るのだが……さすがに25歳以上ましてや30代になってくると……Cancamを購入する、そもそも読みたいという気持ちになることはなかった。
にもかかわらず、今回私がCancamを購入したのは、付録の自撮りライトが欲しかったからである。最初は付録だし……たいしたことないと思っていたのだが、FacebookでたまたまCancamの自撮りライトが凄くいいという記事を見つけたが最後……ここからTwitterでも自撮りライトの評判をみて、気になってネットで調べてみると、どうも評判がよく書店やコンビニにおいてあるCancamが買い占められているらしいと、そうはいっても私自撮り嫌いだし〜、そんなに撮らないし〜私、といいながら気がつくとMac Book Airの前で、Cancamの自撮りライトと検索を始める私(笑)どうも買い占めの原因は中高年のおじさん達が自撮り以外の目的、動物や昆虫、フィギアなどを接写するときに使うのにちょうどいいということ…….だんだんいらないと思いながらも通販サイトをチェックし、どこも売り切れ状態だと知った私は、もしかしたら今後と動画撮影とかに使えるかもしれないしと、欲しくて、欲しくて仕方ない状態へ。まるでメロドラマのストーリでよくある、「好きだ。好きだ」と言われ、冷たくあしらっていたのに……いざ相手が他の女性とつき合って自分のものにならなくなった瞬間に、欲しくなってしまったヒロインのように、手に入らないと思った瞬間欲しくなってしまい。私のCancamを探しが始まったのである。
なかなか手に入らないと評判のためすぐ見つからないと思いきや、灯台下暗しとはこのことで、家の近所のコンビニで発見し、Cancamを手に取るまでは良いのだが、なんだかレジにいくのが恥ずかしいのである。
書店で購入すれば他の本当紛れ込ませて買うという事もできたかもしれないが、あいにく書店で見つけることができなかった。ネットで注文すればこんな気恥ずかしい思いはしなかったであろうが残念ながらネットでは売り切れ。
今、家の近所のセブンイレブンにいて、そして獲物である、探しに探したCancamが手元にある。それをそのままレジに持って行けば良いのだが、なんとなく恥ずかしのである。なんだか私が買っていけないものを購入するような感じがし、意味もなく店舗をウロウロしながら、どうしようか? と思いつつ手には表紙を見せないようにCancamを手に持ちながら、
一体この恥ずかしさはどこから来るのか? 皆目検討つかない。
仕方がないので、いつも通り私はコンビニのドリンクコーナーへ行き、いつも通りトリスハイボール濃いめ350ml缶をとり、そのままチルドコーナーへ行きスモークタンやサラミなどのおつまみを探すのだが……そうか? ハイボールそれも濃いめを飲むアラフォー女性がCancamという違和感がこの恥ずかしさを引き起こしたのか? Cancamを読むCancam世代の女性はきっとコンビニで買い物するとしてもトリスハイボールましてや濃いめを手に取るはずはなく、きっとサントリーチュウハイのほろよいいちごのようなジュースのようなお酒を手にするだろうし、コンビニに行ってつまみにスモークタンではなくスウィーツを選ぶであろう。そして、いい歳した私がCancamって違うだろ〜といつもの店員さんに心の中で突っ込まれ、どう思われるか? が気になってしまい。なかなかレジへ行く勇気が出ないのだ。きっと男子中高生が成人のふりしてエロ本買うときも同じように、買ってはいけない物を買う時のこの感覚、気恥ずかしいし、さっさと終わらせたいような感覚なのではないか? とふと思うのである。
そうはいっても夜もかなり遅いので、意を決してレジへ行き、心なしか店員さんと目を合わせないようにして、もちろんCancamは表紙が見えないようにレジの上に置き、一緒にトリスハイボールとこのときは若干無駄な抵抗かも知れないがシュークリームを置き、ドキドキしながら……まるでこっそりエロ本を買う男子中高生の気分で、店員さんの頭の中を「おばちゃんがCancamかよ」と思っているのではと勝手に空想して、さらにドキドキ、気恥ずかし思いをしながら会計を済ませて、そそくさとコンビニ出て行き、急いで家に帰ってコンビニの袋からCancamを取り出して、ハイボールを飲みながら、なんであんなに私はドキドキしたのだろうか? と思いつつ飲むこの日のトリスハイボール濃いめは、なんだかいつも以上に美味しかったのである。
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