私の友人には、自宅やマンションの一室などを借りて、美容系のお仕事している女性が多い。
みんな勉強熱心で、女性起業家向けの勉強会やセミナーに通って経営やマーケティングの勉強をしているが、会うと……
「Facebookとかしないといけないと分かっているんだけど…...」
「YouTubeで動画アップした方がいいよね」などなどそんな悩みを聞くことが多い。すべての悩みの原因は集客なのだが、セミナー等で勉強にいっているんだけど、有効な手を打てずに、ぶっちゃけ、何が自分のお店にとって有効で、優先順位が高く、すぐにでもやるべきなのか? わからないのだな〜と思う。
そして今年、わたしはまた同じように相談を受けたら……この本を渡そうと思う。
この本とは、「なぜ小さなコスメ店が大型ドラックストアに逆襲できたのか?株式会社パルディア代表中沢敦著のことだ。
この本は今私が通っている天狼院のマーケティングゼミの課題本である。天狼院の店主三浦さんのおすすめのマーケティング本の一冊だ。天狼院のマーケティングはマーケティングゼミの記事を読むと、どうも一度もWEBのコンサルタントを雇うことなく、自社マーケティングで行われていて、ほぼ天狼院の店主とアルバイトの方で自社マーケティングを賄っていたそうだ。今私はその神髄を学ぶためにマーケティングゼミに通っているのだが、そのマーケティングの課題本の一冊としてこの本に出会った。そして、直感的に個人事業主の私やその友人達にとってとても有効な本だと、直感で感じこの本を読む事にした。
少なくとも自分でなにか事業をしていれば、ランチェスター戦略やビックデーター戦略などの言葉をどこかで耳にしたことあると思う。このくらいの知識は持っていて、実際使っていて結果も出ているという人ならこの本は必要ないかもしれないが、もし、知っているけど……実は、本当のところよくわからない、どう使っていいかわからないと思っているのなら、この本がその問題を解決してくれるかもしれない。
わたしも言葉だけはランチェスター戦略やビックメディア戦略、そしてこれからの時代もっとも有効であるソーシャルメディア戦略はセミナーや本で学んできた。学んだけど実際にどう使っていけばいいのか正直なところ、わからなかった。勉強すればするほど、個人事業主私には関係ない、もっと大きな資本のある大企業のための理論なのではと思っていた。
しかし、その思い込みは間違っていた。
つまり、私が学んだランチェスター戦略は大きな資本の会社、この本でいうと大型ドラックストアの側が使う時のやり方だったかもしれない。
この本の中では、
・ 小さな店のランチェスター戦略
・ 小さな店のビッグデータ戦略
・ 小さな店のソーシャルメディア戦略
・ 小さな店のプライス戦略
・ 小さな店のブランディング戦略
5つの小さなお店のためのマーケティング戦略と小さな店のプロモーション戦略と小さな店のPB商品戦略について書かれている。
大きな資本の会社のための本ではなく、小さな資本、1人で経営している個人事業主のために書かれている。そうこれらのマーケティング理論は小さなお店ように読み替えて使う必要があったのだ。この本は小さなお店ように従来のマーケティング理論を分かりやすく、読み替えて教えてくれているのである。
この本はこれからの時代の個人事業主のためにマーケティングの教科書である。
今年初めて読んだこの本は、私が今後どのように戦略を立てて、ビジネスを展開していけばいいかを教えてくれた。
私は、本を読むと、特にマーケティングなどの専門書を読むとだんだん眠くなっていき、集中できなくなってしまう。おかげで私の家には翻訳系のマーケティングの本が積読状態なのでだが(笑)この本は「もしドラ(もし高校野球の序足マネージャーがドラッカーマネージメントを読んだら)」のように、ストーリ仕立てで分かりやすくマーケティング戦略について、実践を交えながら教えてくれた。
物語は主人公の25歳の有村小雪が過疎の進む故郷の町に戻り実家の化粧品専門店麗を立て直す為に奮闘するところから始まる。彼女は東京のマーケティング会社に勤めていたが、成績が伸びず、半ば都落ち状態で故郷に戻る。そして、今までの知識を使い化粧品専門店麗を立て直しに臨むが思って通りに進まない時に、主人公の有村小雪の師匠として著者である株式会社パルディア代表中沢敦氏が突然ピンチの時に現れては、どうピンチをくぐり抜けていけばいいのかを、マーケティング戦略を用いて、指南していく。
5つの小さなお店のためのマーケティング戦略を使いながら化粧品専門店麗の立て直しを行うストーリである。
本の著者である株式会社パルディア代表中沢敦氏の経営する株式会社パルディアは【店頭広告キャンペーン専門企業】で年間250件以上のお店の売れる店舗づくりのためのキャンペーンの運営からプロモーション企画から制作、実務までワンストップでプロディースしている会社である。売れる仕組みを作るプロ中のプロの会社である。その代表の中沢氏が本の中で、小さな店には小さな店の戦い方があり、今はWEBやSNS、そしてスマートフォンの普及で小さい店でも、戦い方を間違わなければ、生き残っていくことができるということを教えてくれているのである。
私は1ページ、1ページめくりながら、この方法だったら私にもできるかもと思いながら、主人公になったつもりで夢中で読みすすめていった。小さい時に夢中でやっていたドラゴンクエストのように、まずは小さなお店のランチェスター戦略を使い一つの問題を解決すると主人公がレベルアップするように私もレベアップするような気がした。レベルアップしていくにつれ、敵は大きくなり、より強く攻撃をしてくるのだが、その攻撃に対して小さなお店のマーケティング戦略という武器を使って、戦い、レベルアップしていくのである。そのイメージがありありと浮かんでくるのだ。私だったらどう使っていけば良いのか? というアイディアが自然と浮かんでくるのである。そしていつの間にか私が主人公のような気がして、直接著者の中沢氏からアドバイスを受けている疑似体験状態になってしまった。
仮に著者の中沢氏に直接アドバイスをもらうとなるとコンサル料がかなり高額になると思うが、本であれば1400円で、それも5つの小さなお店のためのマーケティング戦略を学び、疑似体験で実践できるのである。
そう私はこの本を読みならが、今まで知っているけど使うことができなかったマーケティング理論を使う事を疑似体験し、そして本を読み終わる頃には、見事上手く使いこなすことできたのだ。
そして読み終わった頃には、自分のビジネスにこう使おうとアイディアが浮かびワクワクした状態である。2017年最初に読んだ本は私にとって大吉だった。
もしまた、私の友人が、「マーケティングの勉強をしているんだけど…….」と悩んでいたら、私は真っ先にこの本を紹介しようと思う。
【新品】【本】なぜ小さなコスメ店が大型ドラッグストアに逆襲できたのか? 中沢敦/著
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なぜ小さなコスメ店が大型ドラッグストアに逆襲できたのか?【電子書籍】[ 中沢敦 ]
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